« ニコニコ超パーティー | トップページ | ビッグサイト前のレンタルサイクル使ってみた »

仙台~気仙沼~一ノ関、被災地自転車旅行

クロスバイクで、宮城の津波被災地に行ってきました。去年に宮城南部(塩釜~岩沼)は走ったので、今回は宮城北部へ。
Dsc03809

行く前に、被災地に行きたいけど、観光半分で行って迷惑か?パンクの心配は?とかいろいろ考えたり調べた情報が役立ったので、私も次に旅に出る人のためにメモ残そうと思います。

行ったのは2012年10月26日、仙台まで輪行~石巻。27日に石巻~気仙沼~一ノ関を走りました。金曜夜に宿泊の一泊二日、計約200km走行です。

目的地は、塩釜、東名、石巻、南三陸町、気仙沼、陸前高田、大船渡、などの有名な被災地。

気を付けるべきは、交通と宿。復旧してない路線もありますし、宿を取るのが困難な街もあります。きっちり調べていきましょう。

道路はパンクが怖いような場所はありませんでした。路肩に小さな石ころが多いことはよくありましたが、尖った落下物や大きな段差は皆無。道路網の維持が重要な地域だけに、被災してない田舎よりも整備されてるようにも感じました。

補給は、コンビニがあるので大丈夫でした。とはいえ、かつての街の中心部は廃墟+工事現場ばかりで店は皆無、町はずれに仮設のコンビニがあるって感じでしたが、バナナなどの生鮮品もあり、品ぞろえは普通のコンビニです。インスタント食品しかないなんてことはないのでご安心を。

↓プレハブのコンビニ、トイレが屋外にあること以外は普通のコンビニと違いなし。
Dsc03890

道路での最大の問題は、大型車の通行が多いこと。コンテナ積んだトレーラーは仙台~松島あたりに多く、全体的に、砂利を積んだダンプから、普通のトラック、マイクロバスに大型バス、車幅が広いクレーン車のような特殊車両まで走ります。

普段は車道を走る私ですが、今回は復興関係車両に迷惑かけないように、大型車の音が聞こえたら極力歩道によけたり、停止して大型車に抜いて頂きました。

大型車の皆様はほとんど運転が上手で、安全に抜かしてくれます、ダンプは大抵、中央線を若干対向車線にはみだす程度で抜かしますし、危険な所では対向車が途切れるまで抜かすのを遠慮してくれます。(むしろ一般車の方が過剰にはみ出して追い抜いて行く感じでした)

クレーン車のような車幅の広い特殊車両の類は、歩道によけてあげましょう。通常走行でも、左は路肩をちょっとあけて、右は白線を踏みながら走り、後ろに何台も渋滞を作りながら走っているような車なんですから、法律とか細かいことは置いといて、自転車が歩道によけてあげるべき、そう感じました。

次は服装について。被災地に旅人スタイルで行くのはどうかとも思い、普段着に偽装して走ることも考えましたが、いつも通りのロングライドスタイル、ヘルメットにサングラスにサイクルジャージでバックパック背負っていきました。大型車が多い道路でノーヘルはリスク高いですし、早朝は気温は低く、日中の上り坂では汗をかくので、安全と健康を最優先で、堂々と走ればいいんじゃないかと。下手に偽装したってすぐばれるでしょうしね。

さて、ここから走行レポート。ログはこちら。
http://www.everytrail.com/view_trip.php?trip_id=1902530
http://www.everytrail.com/view_trip.php?trip_id=1902544

↓走行ルート、青が1日目、赤が2日目
Photo

1日目は、仙台まで輪行して、海沿いを石巻の宿までまったりと走行。最短距離なら50km弱、実際の走行83kmと、距離短いですが、石巻より北は宿をとるのが困難ですし、観光地や被災地は、じっくり見て回ればいくらでも時間はかかりますから距離短くてもいいのです。

多賀城の史跡見て(面白い所ではないですw)、国府多賀城駅の博物館にいくと入口の地面がダメージ受けているのがわかり、ここが最初の被災地、次が塩釜、塩釜は1年前と景色あまり変わらず。稼働してたクレーンは増えた感じなので復興してるのかな?

松島は震災前と変わらないような観光一色の風景。飲食店がたくさんあっても観光地価格で、被災地っぽくないですが、活気があるのはいいことです。もう少し先で飯食おうと思ったら、コンビニ以外に店がないでござるw

やがて目的地にしていた東名に到着。MMD動画、トウナ ステイション(http://www.nicovideo.jp/watch/sm18642903)を見てここに来ようと決めてました。
Dsc03830

ガーミンのナビで、駅の近くまで来たことはわかっていても、目に見える地形と地図が全然違って到着したのに気付かず(地図上だと海は少し遠いはずなのに目の前は浸水地域)、勾配の急な橋があるなー、でも登っても川が見えないなー、と思ったら、そこは川の橋ではなく、目的地である東名駅の陸橋、

海側は地盤沈下して浸水し、かつて数百戸はあったであろう駅前の町が廃墟や更地になっていて、痛ましい風景が広がっていました。
Dsc03827

その後石巻まで走る途中、JRの不通区間を地元の人達だろう乗客を乗せたJRの代行バスとすれ違ったり、野蒜の港湾跡に行こうとしても、震災関連の工事関係者が多くて入ったら迷惑かなと感じて引き返したりしながら、石巻到着。事前に調べた石巻の震災関係の観光情報アドバイスを元に日和が丘へ。海に向かって手を合わせ、陸に向かって手を合わせて、宿へ行きました。
Dsc03868

泊まった宿は、津波で床上浸水してた地区でしたが、リフォームしたのか浸水した痕跡は全く見当たらず、被災関連の写真集や書籍も大量に置いてあり、ご主人も自転車に乗られる方みたいで、女川への道路はお奨めしないとアドバイスも頂けたり、被災地を観光しにきた人も「お客様」として迎えてくれる宿でした。

震災関係の本や写真集や週刊誌の総集編って、読みたい反面、内容が重いので、ほとんど読んでませんでしたが、夜たっぷり時間もあるので、宿に置いてあるそれらの本を読んで寝ました。買ったら千円前後の本を何冊もタイムリーに読めて、泊り得な感じでした。

ここから2日目。
↓石巻から北上川を越えるところ
Dsc03876

石巻から北上するのですが、この先ずっと宿を取るのが難しい地域ですし、次の日の天気が雨なので、できれば走るだけ走ったら電車で帰る計画を立ててました。
案1:18時の気仙沼終電(ゆっくりペースで被災地見学)
案2:大船渡15時終電(時間厳しい、パンクとかで終電逃すとやばい)
保険1:早く着きすぎたり終電逃したら、内陸の一ノ関まで50Km追加走行、新幹線で帰る。
保険2:一ノ関の終電も逃しそうなら、東北本線沿いの街で一泊して、翌朝帰る。

そして、石巻を朝6時出発して臨機応変戦略で進んだところ、気仙沼に着いたのが12時過ぎ、Dsc03912

このまま北上しても終電時刻を気にしながらの落ち着かない旅になってしまいますし、被災地は十分見たので、一ノ関に進路変更。

石巻~気仙沼もアップダウン多目でしたが、気仙沼~一ノ関はそれ以上に平地の少ない丘陵地帯でしたw。地図上ではきつい峠はなく、標高も低い丘なのですが、常に丘を登り下りする道で、ログからはこの区間だけで獲得標高1000m弱あったようです。

途中、田茂木砂防公園の看板に釣られて(ダムマニアなので)、その公園を探すものの、全く案内がなく、GoogleMapの航空写真からあたりをつけて公園到着。地元民にも観光客にも役に立ちそうもない、名ばかりの砂防公園でしたが、ネタになるかと思い動画撮影も行ったため、さらにタイムロス。
Dsc03921

その後、当日3回目の北上川横断。あの坂を超えれば、この坂を超えれば、今度こそ一ノ関、次こそ一ノ関、と何度も自分を騙しながら進み、東横インの明かりが見えてやっと安心。モバイルSUICAで新幹線の最後尾席を指定して券買って、爆睡して東京帰宅。

被災地ばかり走って1日終えるのも重いので、後半、山道をパワー全開で風景を楽しみながら走れるルートに変化したのはよかったかなと思います。

こんな文章が参考になるかわかりませんが、安全運転でお気をつけて走行下さいませ。

|

« ニコニコ超パーティー | トップページ | ビッグサイト前のレンタルサイクル使ってみた »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/48852/55994545

この記事へのトラックバック一覧です: 仙台~気仙沼~一ノ関、被災地自転車旅行:

« ニコニコ超パーティー | トップページ | ビッグサイト前のレンタルサイクル使ってみた »